リゾート会員権




リゾート会員権による不動産投資の失敗と詐欺に注意を、というとバブルの頃ならいざ知らず、今頃リゾート会員権なんてと思う人も多いことでしょう。



確かに一見したところ、今の日本はリーマンショックに起因する一連のショックから、まだ完全には立ち直っていないように見えます。しかも大震災を体験し、節電、節約という気持ちが心にしみています。しかし一方で、これからしばらくは団塊の世代が次々とリタイアしていく時期にあたっています。退職金を元手に、何かうまい資産運用の1つもないものかと考えているむきもたくさんいるのです。



リゾート会員権は別段新しいものでもなければ、珍しいものでもありません。しかしこのリゾート会員権が資産運用の手段になると言われれば話は別です。リゾート会員権というのはリゾート施設を使用する権利を買い取るものです。チケット制になっている会員の権利を行使して、年間に定められた日数をそのリゾート施設で楽しめるのです。



しかし問題になるのは、そのチケットが余った場合です。こうしたチケットを換金してくれるという制度があるリゾート施設が存在するのです。しかも買い取る金額はチケットの額面以上となっており、そうなるとだれしもリゾート会員権を持つことで簡単に不動産投資ができると考えてしまいます。



しかも悪徳なリゾート会員権の場合に限って確定利回りや元本保証となっています。しかしこれこそが最も重要なポイントです。銀行以外の金融機関が勝手に元本保証をうたって商品を売ること自体が出資法違反となります。またこのリゾート施設が倒産でもした場合には、投資どころか一生かけて築いた財産が瞬時に消え去ってしまいます。